『落雁』ですが・・・

こちらの 木型は 鶴来のお宮さん 『金劒宮』専用の木型です

神前の鏡を 表した 『落雁』を つくります


上は白色 下は緑色で 仕立てます


昭和初期の頃は どちらも白色だったそうですが・・・  今は 二色で 納めさせていただいてます


落雁といえば 御供え物?


もちろん!!  添え菓子などの 茶席の 落雁もありますが・・・



こちらでは 落雁といえば 『ぼたん菓子』と いわれる 


牡丹の 形をした この落雁が 一般的です



『御菓子司むらもと』では 紅と白の 二趣 ご用意いたしております



ご法事 お彼岸 報恩講などに 用いられますが・・・


お仏壇に お供えしたりする事も 多く

『むらもと』では すべて 透明な袋に 一枚づつ 入れています

お線香の香りが 落雁に 移るのを 少しでも和らげるためです



最近では お供え物の 御下がりの 落雁を 嫌がり 普通の和菓子を 使われる方が 多くなりました


御下がりを 召し上がる 前提で そうされているのであれば とても良い事だと思います


御供え物を 処分するぐらいなら・・・ ^^;


御供え物は 御参りが終わった後 頂く人の 身体を借りて 共に 頂くと 聞きました


御墓の前に よく 御供え物が 傷みかけているのを 見ますが

御参りした後 一緒に 召し上がれるのが いい御供養に なるのでは・・・ (^_^)