上生菓子 『残菊』

11日〜13日に 白山市で 第47回全国菊花連盟全国大会がありました

華やかな 菊花が 北海道から 鹿児島まで 

約800人が 丹精込めた 3000点が並び 愛好者達を楽しませました

最高賞の 内閣総理大臣賞は 長野県の方が 手にしました


菊花の 旬も もうそろそろ 終わりでしょうか


『御菓子司むらもと』の 上生菓子 『残菊』です


練り切り餡に 小豆濾し餡入りです


『菊』を 表現する時には

いろいろな 技法があります


茶巾づつみ ヘラ切り 型押し はさみ菊 針切り 等など…


技法を 変えたり 色合いで 表現したりするだけで


様々な 『菊』が 生まれます

 




今回の 『残菊』は 針切り製です


ただ これが 正しい 針切りなのかは 解りません ^^;


針切りという技法を 見た事が無いからです

修業先3軒 実家とむらもとを 足して5軒

何処にも 針切り細工を 直に 見る事がありませんでした


書物を紐解き? 資料を集め? 自分なりの 針切りです

工芸菓子と同じで 解らなければ やってみて… の精神です


教わるより 経験で 学んでます


初めてが無いと 次は有りません

1が無いと 2が無い様に いきなり3・4・5・・・は有りません

始めから 上を目指さずに 着実に 数字を 積み重ねる事

1の重さを 何より 大切だと 改めて 思う 今日この頃です



右上の写真は 『はさみ菊』製の 『乙女菊』です

和菓子用の 鋏で 一枚づつ 切っていきます

勿論・・・   自己流で・・・ (*^^)v