『工芸菓子 ― 燕子花 ― 』 第二章?

『御菓子司むらもと』の 工芸菓子 『燕子花』を 店内に 飾り付けました


仕事場内で あっちへ行ったり こっちに来たりと

仕事内容に合わせ? 移動を 繰り返してきましたが・・・

ここまで仕上がると 移動も 楽ではありません ^^;


早く 安全な 場所に移動するのが 最適です(笑)



今回は 自分の中で? いろいろな チャレンジをしました


その一つが 葉っぱです


まず一つめの チャレンジは 色です

本物に見えながらも 菓子らしく 見える様な 色を 目指し・・・

今回は どちらかというと 抹茶系の色合いで 仕上げてみました


次に 技術的なチャレンジ・・・?


これだけの? 長さの葉になると 芯になる 針金は 欠かせませが・・・^^;


(工芸菓子では 針金を 使用しますが・・・ 必ず!! 見えない様な 仕上げをします あくまで 補強の道具です 作品の一部であってはいけません

例えば 大きな ブロンズ彫刻にも 芯には 金属が 入っていますね 

しかし 芯・骨組みを 感じる隙さえ 与えない 存在感が あります

それと 同じ様に 工芸菓子では 見えるものは・・・ お菓子です)


しかし 今回は その芯になる 針金を 極力 省きました

湿度の高い この時季に 無謀な チャレンジです


葉っぱ同士が お互いに 支え合うような 組み上げ方を してみました 


梅雨入りと同時に 葉っぱが 勝手に? お辞儀し始めたのは その為です


葉が 完全に乾燥していないと 補強されていない部分が 高い湿度により

生地がもどり(柔らかくなる) 変形してしまいました


現在は ほぼ? 乾燥しています

今後? 変形したとしても 自然な反り加減に 止まると 信じています(^_^)v


最初の写真とは どこかが違いますが 判りますか?


制作途中に 壊れた 花を 復活させる事が 出来ました (^_-)-☆

これも 生きた? 参考資料を 処分する事無く 保存しておいた おかげです (笑)


運良く 余分に 作っていた パーツで? 補修出来ましたが・・・


しかし・・・?


どちらが いいのか?

また 悩みが 増えました (^_-)-☆





店内に 飾られた? 工芸菓子です   


実の父も むらもとの父も

どちらも 今はもう 私の作る 工芸菓子を じかに 見る事が 出来ません (見ているのかもしれませんが・・・)


生前は 二人とも 完成した 作品を見ても 言葉で 感想を いう事が 少なかったのですが・・・

表情で 読み取っていましたよ (^_^)/~ 

父の日に・・・ (*^^)v