『和菓子屋さんの 手って…?』

手づくりで 和菓子づくりを しています

『御菓子司むらもと』です


手づくりという中に 包餡という 大事な 作業が あります

和菓子の 基本の ひとつと 言われています 包餡なのですが・・・

機械(自動包餡機)化された お店では なかなか 手で 包むという 機会が 少なくなっている様です(自動包餡機で 出来ない菓子は 別ですが…)


『御菓子司むらもと』では すべて 手で 包餡しています

(自動で包餡してくれる機械が ありませんので・・・ (*^^)v)


包餡とは 読んで字のごとく? 餡を 包む事です

饅頭だったり 焼き菓子 上生菓子・・・ 色々 種類は ありますが

餡や 生地が 変わると 包み方? 加減?も 微妙に 変わって来るのです (^^ゞ




『御菓子司むらもと』の 『紅白薯蕷饅頭』の 紅の方です


これから 入学式に向けて 薯蕷饅頭づくりが 最盛期に なります

餡入りの 紅白薯蕷饅頭の他にも 栗も入り 塩漬けの 桜の花が 添えられた 『桜上用』というのが あります


うちでは 殆ど 桜上用が メインですね (^_^)/~


一昨日と昨日 二日続けて 一日中 万頭デー(笑)でした ^_^;

桜上用の 栗入り薯蕷饅頭に 小麦饅頭・・・

紅白薯蕷饅頭に 小麦饅頭・・・です


薯蕷饅頭を ほぼ 一日中やった後に 小麦饅頭を 包んでいると

変な感覚が・・・・・?


菓子によって グラム数は 変わります 

同じ物なら 重さの違いは 掌(手の中)の 感覚で ほとんど? わかるのですが

それでも 秤に載せ 計測します

手粉(配合以外の粉 包む時手に付ける粉)等は 極力付けない 入らない様にしています(口当たりが悪くなる 口溶け?)ので 秤に載せて 計測している時に 僅かな粉を 手に付けています 


生地や 餡が 変わると?


包餡する 左手は? 

重さの加減? 包み加減? 回し加減?(生地を左手の中で 回しながら 包餡します) 生地の閉じ加減?(包み終わり)など・・・

微妙な感覚に 対応しようと します

これが きっと 変な感覚?と 感じるのでしょうか(笑)

さっきまでと 違った 掌の感覚です


こういった事を 和菓子屋さんの職人さん達は ごく当たり前の様に こな
しているのでしょう

掌の感覚だけで・・・ですよ


職人さんってすごいですね〜 (^_^)/~


職人さんとか 匠とかは 他人様から 認められ 付けられた 名前でしょう? 

自ら 名乗るものでは ありません


これからも 日々 精進していきます・・・






 



 




手首から 中指の先まで 約50センチ・・・ 化け物か?(笑)


18.5センチでした (ちっちゃい手で 頑張ってます (^^)/)