『工芸菓子 ササユリを 解説すると…』


『御菓子司むらもと』の 全国植樹祭小松市)で天皇、皇后両陛下にご覧いただける様にと制作した 工芸菓子です



作品を紹介する木札に書かれた文字は すべて県の方が用意した物です

(店名などはNGだと 宮内庁から言われたらしく 一切誰の作品かわかりません^^;)


県の担当者から 案を頂き 変更箇所はありますかとファックス頂きましたが そのままで良いですと・・・お願い致しました

自分が自由に 作品名を付けるなら・・・

『小百合』です ササユリの別名なのですが やわらかな感じと 和を感じさせる文字(音の響きと漢字)が 花のイメージと合うと思います




花の茎の色は 三色あります

葉っぱも 表の色は すべてぼかしをしています(グラデーション)

ぼかした表面と 裏面には別の色の生地を張り合わせています

ボカシと張り合わせ ふたつの作業を同時に取り入れてみました


初めてのチャレンジで 個人的にも完成が楽しみでした


緑色と言っても 青みが強い緑色から 黄色勝ちな緑色

明るい緑に沈んだ緑などいろいろあります

葉っぱの色は 四色の緑色を使ってグラデーション(表のぼかし)を入れています

茎の色も三色の緑色を使っています

複雑に色が絡み合うことで 重み(作品の重心が下がる)が生まれる効果が有るのではないかと思いました


背が高く茎の細いのが特徴の『ささゆり』です

花よりも葉や茎のほうが 作品の中では多くの割合を占めます

花がより清楚に感じられる様な 色合いを求めた結果が

いろんな色の緑色を使用する事でした


花もすべて ぼかしをしています

白とピンク ピンクとピンク(濃淡)ですが もう少し濃淡を出したかったです

花を組む時に重なり合った部分がぼかした個所で ボカシが解らない^^;(反省点)


  


少しだけ 作品の解説をしてみました

次回は制作編?