先日の定休日を利用して 名水を頂いて来ました『御菓子司むらもと』です
家から約12km 白山市鳥越地区にある 『弘法池の水』です
『弘法池の水』は昭和60年 環境庁が日本の名水百選に選定させた『しょうず』です
鳥越地区の『釜清水』という所に有りますが この地名は『弘法池の水』に由来していたのでした
その昔・・・
夏の暑い日に旅の僧が 立ち寄った家の老女に飲み水を所望されました
老女は嫌な顔をせずに「しばしお待ち下さい」と言って水を汲みに出かけました
旅の僧が待ちくたびれた頃ようやく 「お待たせしました どうぞおあがりくださいませ」と水を汲んで来た老女が汗をぬぐいながら言いました
旅の僧はおいしそうに飲んだ後「愚僧のためにずいぶん遠くまで行ってもらったようですが…」と尋ねると
にっこり笑って「大川を下りて、白山川(手取川)の水を汲んで来ました」と・・・ 老女は険しい崖道をおりて水を汲んで来たのでした
旅の僧は「ありがたや、ありがたや」と手を合わせました
そして鋭い目で辺りを見まわし念じながら錫杖(しゃくじょう)を地面に突き立てました
錫杖を円を描くように動かすとまるいお釜の様な形の池があらわれました
池からは冷たく、清らかな水がこんこんと湧き出て来ました
・・・という 言い伝えがあります
『弘法池の水』は 日本に数例しかない珍しい甌穴湧水(おうけつゆうすい)です
地下水脈に甌穴が直結した涌水です
直径75㎝ 深さ190㎝の円筒状の甌穴(かめあな・ポットホール)から毎分20ℓの湧水があります
この甌穴は2万年前手取川の川底の流紋岩質岩盤が浸食作用(流水の中で石が回転して穴を作る)によってえぐられて出来た物です
(資料から抜粋? 要点だけ編集?)
弘法大師(空海)の名を軽々しく使う事をはばかり 「釜清水」「釜池」という両案の呼び名があがりましたが 釜池では熱湯が沸く池と誤解されかねません
池では水たまりの様な池? 清水(しょうず)である事が よりよく解る
「釜清水」になり 現在の地名にもなっています
その湧水を ありがたく 頂いてきました <(_ _)>
誰だ! 邪魔なこいつは!? (私でした 笑)
地元の方に 愛されているのでしょう
すべてきちんと 整理整頓されてました
地域密着型? 現役の清水の証?
生活感も少し?感じられる 『弘法池の水』でした
さっそく 珈琲で試飲しましたが
いつもより苦みが増したように感じましたが 気のせいか?
鶴来の水道水も結構いけてますので・・・ (*^^)v
(手取の水は鶴来から 確か羽咋市まで(七尾市まで?)行ってたはずですが・・・)
名水といえば 白山さんの名水も使っていますが
使用できない時もありますので 大きく謳っていません
『弘法池の水』で どんな和菓子が生まれるか 自分でも楽しみです(*^^)v
『御菓子司むらもと』には 時々 日本語が通じないお客様がいらっしゃいます
先日は アジア系では無く 西欧?欧米?系の男女が二人で来店されました(@_@;)
解った単語は アズキ? ビーンズ?だけ???
支払はレジに表示された金額を見て理解されていたようです(ホッ! ^_^;)
本日は 日本語を話す大人数のグループがいきなり来店?
雨カッパを着た集団(当時 雨が降っていました)です
「すいません 少しお店を見せて頂きたいのですが・・・
この工芸菓子は お菓子で出来ています」とリーダーらしき人が グループの皆様に紹介が始まりました ^^;
店の床は ビショビショになり・・・
自動ドア付近をうろつく人の為 自動ドアは開きっぱなしでエアコンは有って無い様な物?
入る時は自動ですが 出る時はボタンを押して開く自動ドアです・・・が
店の前をウロウロされたら 開きっぱなしです(T_T)
興味がある人もいれば 無い人もいます
買い物された方は お客様ですが・・・
何々というグループで? 何々と申す者ですが お店に入っても良いですか?・・・ぐらいの挨拶は有って良いと思うのですが・・・
おかしいですか?
帰っていくお客様だったグループです ^^;
その前にはお客様では無かったグループがいます
あんな人数 いきなり来られてもね (^_^;)
たぶん 鶴来駅に向かっていると思います (^_^;)