『工芸菓子 黒百合・杜若 お伊勢さん菓子博バージョン』



このシリーズも最後です 『御菓子司むらもと』の工芸菓子です


工芸菓子でよく作られる 王道(←っていうのか 定番?)の他に 石川県らしさを入れたいと思い選んだのが 石川県の郷土の花(クロユリ)です


現物を手にした事も無く 資料だけで制作しました(^^;)

以前作ったササユリと同じパターンです(笑)


抜き型も この為に新しく作りました

花弁はそれほど難しい形では無いのですが 試作すると大きさが何か違います(印象だけですが・・・)

花弁用に三種作りましたが 使用したのは二種だけです(^^;)


葉っぱは よく似た抜型を使用してみましたが・・・ダメでした

結局 新たに作った物を使用しました


 
写真では 少し色が出来た工芸菓子とは違いますが・・・(^^;)

でも花弁は 頑張りました(^^)/

シベも含めて? どうでしょうか・・・?

生の黒百合を見た方のご意見・ご感想は・・・?





最後に作った モミジとカキツバタです


ここまでが構想にはありました ただ作る時間があるかどうかでした(*^^)v




モミジは新緑の青楓です 赤い枝がいいアクセントになると思いました


カキツバタは 漢字で書くと「杜若」ですが 『燕子花』とも書きます

花弁の形(姿)が 燕が飛ぶ姿に似ている所から燕子花と云うそうです


花弁の容姿には 気を付けました それらしく見えるようにと・・・ (^^;)



後は花の色です


松の木の 茶色と緑色 鷹の白色 牡丹の紅色・桃色(ピンク)・黄色


黒百合の黒(濃い茶色かな?)足りない色は・・・・?


紫色です 作品を締める色はこの色です



藤を作る時間と余裕があれば良かったのですが 鷹を一羽多く作ってしまいました(^^;)

期日的な問題と運搬スペースの問題が有り 燕子花を選びました



紫色が納得いかず 何度試作したことでしょう(笑)


試作品だけで作品ができる位です(^^;)



最終的に選ばれたものが 今回展示されています(写真の紫色はちょっと展示したものとは違いますが・・・(T_T))


葉っぱも 搬入日ぎりぎりまで作っていました(勿論 ボカシも入っていますよ)

使用した葉っぱの 4倍は確実に作っています(笑)

搬入3日前に作った物は 生乾き?


数枚使用しましたが・・・・


今頃どうなっているのやら 不安・・・です

黒百合も燕子花も葉っぱには 鷹の羽同様に 菓子生地を巻いた針金などは使用していません

カキツバタの長い葉は 生地の厚みだけで支えています(^^;)

根元は厚く 先は薄くしていますが 数枚は何といってもまだ生乾きでしたから・・・・?



ぎりぎりまで 色んな挑戦ができました 


この作品を通して 良い経験が出来ました (*^^)v