焼き菓子 『翔』 です

『御菓子司むらもと』の 焼き菓子 『翔(しょう)』です

通年商品です

お店を 継いだ時に 考案した 愛着のある 和菓子の ひとつです 


 試行錯誤・・・ バージョンアップを 繰り返し・・・


現在も なお もっと美味しい 『翔』 を目指し 頑張っています


 


生地は 乳菓と いわれる 和菓子です?

乳製品が 主原料です (バター・練乳等など・・・)


餡は 黄身餡です

白濾し餡に 卵の 卵黄を 加え 炊き上げます


生地は 宵ごね(前日に 粉を加え 生地を 馴染ませる事を いいます  約8時間は 必要です ←和菓子一口メモ)します





即ごね(粉を合わせ すぐに つくる事 ←和菓子一口メモ)では

生地の もどり(しっとりと なじんでくる事 ←和菓子一口メモ)が 早いのですが

その分 老化も 早く 進みます



黄身餡は もちろん自家製餡の 黄身餡です

大手亡豆を 白濾し餡にして 卵黄を 加えます




卵黄の 加え方は 各店様々なようです

生の卵黄を 使ったり…  ゆでたり 蒸した ゆで卵の? 卵黄を 加えたり・・・


ゆで卵を 使うのは 生臭さを 押さえ ほっこりした餡に する為らしいのですが?

岡混ぜ(台上や 容器内で 加熱しないで 混合する事 ←和菓子一口メモ)なら

解りますが・・・  餡を炊くのなら


火が入り 炊き上げるのなら 生の卵黄でも いいと思うのですが


ゆで卵派の 人達は 卵白を どうしているのでしょうか?


食べる? ボディビルダー? 肉体派?  ・・・・処分?(T_T)


僅かな量なら いいのですが


『御菓子司むらもと』の 黄身餡は 一度に 50個の 卵黄を 使います

不経済です! 卵白の 使い道は 色々あるのに・・・


うちでは 新鮮な 卵黄を 生で 使用して 黄身餡を 炊き上げています



恥ずかしいので 小さくアップです ^_^;


『翔』を つくっている・・・・  製造担当者の 手元です


生地を丸く 押し広げ(つぶし) 

黄身餡を へらで すくい取り

左手の 指を 滑らかに?回し 

包餡します



以前 販売担当者が留守で

お店で 接客中に・・・・・・


「あんた ここの 旦那さんか?」

「はい」(いちおう?)


「このぉ〜 なんや! 工芸菓子っていうがも つくっとるが あんたかいね!」

「はい」 (そうですが・・・)


「そんなぁ〜 指でぇ〜 こんな細かい事 出来るがか?」

「はい」 (とりあえず 出来る範囲で 駆使してます (T_T))


「なんや〜 もっと〜ぉ すらっとした 手の人かと 思っとったわ!!」

「そうですよね〜 (笑)」 和菓子屋さんでは 指の長い人が 羨ましがられますが・・・(泣)) 

菓子箱を 包装中の 一場面でした  (方言バージョン?)


お店番なんて〜〜〜!!  嫌っ!! (笑)


太くったって〜♪ 短くったって〜♪ ・・・・・・・平気です


今まで これで過ごしてきたし・・・ 私の指は これです・・・ (笑)