『うぐいす餅』です

『御菓子司むらもと』の 『うぐいす餅』です

生餅粉製生地 小豆濾し餡入り うぐいす黄奈粉仕立て


鶯(ウグイス)は 『初音(はつね)』  『春告鳥(はるつげどり)』ともいわれ

美しい鳴き声は 駒鳥(コマドリ) 大瑠璃(オオルリ)とならび 三鳴鳥(さんめいちょう)と呼ばれています


和菓子では その物の形を そのままうつすという事は 少なく

デフォルメされたり 抽象的な 図案が 多くなります


今回の 『うぐいす餅』も その代表格の ひとつでしょう

どちらが 頭? 尾羽? そんな細かい事など 気にもさせない

素晴らしい 容姿だと 思いませんか?

その上には うぐいす黄奈粉だけで ウグイスを 表現しています


いにしえの 和菓子職人さんの 美意識には 本当に 頭が 深々と 下がります

我々 今の和菓子に 携わる身である 一人ひとりが 伝承しつつ 


また 新たな図案を 生み出さなければ いけないのでしょう