『金花糖です・・・』

 

『御菓子司むらもと』の季節の和菓子『金花糖(きんかとう)』の『桃』です

 

金花糖は・・・

砂糖を煮詰めた糖蜜を 擂り粉木で 空気を抱き込むように すります

擦り続けると次第に白濁してきます ここからが 時間との勝負?(^^)

冷たい水に漬けた 表と裏で二個一対になる木型に流し込みます

流し込んだ後 余分な蜜は固まる前に 流し込む木型の口から流し出します

こうして中が空洞の 金花糖が出来上がります

空洞になった金花糖の流し込み口(流し出し口)を 流し出した余分な金花糖を

使用して閉じます

出来上がった金花糖が 乾燥した後 食用色素で色付けします

『御菓子司むらもと』では 食用色素を 毛を短く切った筆を使い

ドライブラシで仕上げています

他店では エアーブラシでする事もあるようですが・・・

 

『御菓子司むらもと』の金花糖の木型は 年代物です 年期が入っている為?

木型の反り等があり 糖蜜が漏れない様に 別の木を当てたりしています

写真の『桃』は ほぼ実寸サイズ? 本当の桃ぐらいの大きさがあります(笑)

 

 

こちらの『きゅうり』は?

デフォルメ?

やはり 時代物の木型ですね (*^^)v

しかし 彫りは綺麗です

貴重な宝物です m(__)m